いがりまさしさんは、これまで、数々の図鑑や写真集などを世に送り出していますが、平成に発刊された「日本のスミレ」(山と溪谷社)は、日本全国のスミレを網羅的に収録されたもので、特に花柱の形状や毛の有無などをクローズアップした表現が画期的で、大変な注目を集めました。そして、令和の現在に至ってもそれを凌駕するまでの図鑑を目にすることはありません。続いて、発刊された「日本の野菊」(山と溪谷社)においても、関心は高く、今尚、多くの方から受け入れられています。 そしてこの度、ボタニカル・フォトアートを駆使した新スタイル図鑑「日本のネコノメソウ」が発刊されました。
この新スタイルを取り入れた図鑑では、1ページに花序、個花、花茎、茎葉、根生葉などが収められていて、一目でその種の特徴を捉えることを可能にしています。図鑑の機能にアートを融合させるという大胆かつ繊細な発想は、これまで培ってきたいがりさんの世界観が原動力になっているのだと思われます。
本展では、雑草と言う何気ない植物にフォーカスした作品約25点を展示し、作者の視点からその機能美について紹介し、自然の奥深さを訴えかけるもので、これまでにないアートの世界をご堪能いただけます。
なお、本展の開催にあわせ、関連催しとして会期中にいがりまさんによるギャラリートークや小学生向けのワークショップを開催します。こちらの関連催しにも、ぜひご参加ください。